この詩を書いてから10年あまりが 過ぎました。
 環境問題を考えるきっかけは、島根県斐川町の少女 坪田愛華さんの「地球の秘密」をよんでからでした。それまでも ぼんやりと 「自然を守るためにどうしたらいいだろう」と考えていました。「地球の秘密」は、小学生の女の子も環境を守るために行動を起こしている、自分にも何かできるのではないか、との思いを与えてくれました。そして、転勤で田舎(島根県大東町)へ帰ってきた年にこの詩を作りました。  この間にもっと安全に暮らすにはどうしたらいいのか、とても大きな関心を持たれるようになったと思います。
 自分の子供達にできるだけ多くの自然、山や川、風や水をきれいなまま渡してやりたい。その思いは自分が父親になり、いっそうつよく思っています。



緑のじゅうたん 五月晴れ 渡る風
ツバメたちが飛び回る 青い空の下
 いつしか夢だと ふと気づく 私たちが作り出した夢
 科学という魔法に惑わされずに さあ 目を開いて

いつしか山に 緑は消えてゆき
いつしか川に 魚たちがいなくなる
 この山を守って この川を助けて
 ちいさな叫び声に 耳を傾けて

誰がこんな地球にしてしまったの?
誰もこんな世界を 望みはしなかったのに
 二度と大地に帰れはしない ゴミたちの哀しみに気づいて
 誰が罪を償うというの 母なる大地に

明日のために出来ることを 一つでもいいから
流れゆく時の下流に 待つ世代のため
 我が大地を守りたまえ 我らの罪を許したまえ
 所詮は滅びゆく種族なのか 私たちは

 なにかを忘れてはいませんか 便利さだけを求めていませんか
 大人になるって捨てることですか 土や花や星の輝く空
 子供たちに返す言葉がありますか 子供たちに渡せる地球ですか

 この山を守って この川を助けて
 ちいさな叫び声に 耳を傾けて